8割の問題を根本から解決する 心の安全基地のつくり方

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愛着タイプ②回避型の特徴と対策

前回、不安型の解説でしたが、今回は真逆のタイプとも言える回避型です。

前回と同じく、乳幼児を対象として行われた実験で、母親が子どもを残して部屋を出たあとの子どもの反応と、しばらくして母親が戻ったときの子どもの反応を見て愛着タイプを判別します。

 

回避型では、母親がいなくなったことに気づいても、表面的には泣いたり怒ったりせず、落ち着いているように見えます。

 

しかし心拍数などを測定すると、脈が速くなったり、身体的な変化が確認されたというデータもあります。

 

このタイプでは、母親が戻っても無反応で、喜んだり、泣いたり攻撃したりという態度は見られません。

 

一見すると無関心に見えるのですが、あくまでも表現が見られないということです。

 

親の特徴としては、基本的に子供に対して拒絶的な応対や、ネグレクトが多いと言われます。

 

このタイプが大人になると、他人と心を積極的に交わせるような深い関係になることを避けようとする傾向があります。

 

表面的で、浅い付き合いを好み、プライベートなことに踏み込まれることを嫌います。

 

恋愛となるとどうしても深い関係を求められるので、あえて身体だけの関係を好んだり、永い付き合いを苦手とする特徴があります。

 

関係が深くなり、心の距離が近くなってくると、圧迫感や嫌悪感を感じて逃げたくなるのです。

 

ときにはそれが、相手の○○が悪いからだ!と原因を相手に転嫁して(本人は自覚なし)、突然冷めたり嫌いになってしまうこともあります。

 

このタイプの方とのお付き合いの対策は、付かず離れずの距離で、見守る姿勢が大切です。

 

相手が求めて来たら受け止めるという姿勢です。

 

現実的にはこの距離感ってすごく難しいし、恋人として当然と思われる程度の欲求も満たしてもらえないことが多いので、お付き合いをしていこうと思ったらこちらに相当な心の余裕が必要です。

 

リフレッシュしながら、期待せずに、ほど良い距離感でいることを心掛けましょう!

 

余談ですが、私が現在お付き合いしている人もこのタイプなので、また回避型の傾向と対策については改めて書いていきたいと思います♪