愛着タイプ①不安型・アンビバレント型の特徴と対策
乳幼児を対象として行われた実験では、母親が子どもを残して部屋を出たあとの子どもの反応と、しばらくして母親が戻ったときの子どもの反応を見て愛着タイプを判別します。
不安型では、母親がいなくなったことに気づいて泣いたり怒ったりしてパニックになり、母親が戻ってもすぐには落ち着かず、母親を攻撃したりします。
大人でこのタイプ示す人は、見捨てられ不安が強く、他人と常にべったりとした心の距離の近い関係を好みます。
離れていると不安で常に連絡を取りたがったり、他のことに集中できなくなったりします。
また、初対面の人でも仲良くなりたいと思ったら急激に距離を縮めるので、相手によっては引いてしまうことも…。
不安感から嫉妬心や独占欲も強い傾向にあるため、依存対象者が、他の友人や自分の知らない世界で楽しむことが受け入れられず、責めたり、怒ったりすることもあります。
一方で、相手に受け入れてもらえないと感じると、急に連絡を絶ったり、距離を置こうとしたりします。
相手はそのアップダウンに疲れたり、呆れたり、または理解できないという状態になり、関係が破局という結果になりがちです。
相手に愛想を尽かされてしまうと、また捨てられた!誰も信用できない!と益々不安感を強めて悪循環に陥ってしまいます。
このタイプと近しい距離にいる方の対策としては、とにかく相手はいつも不安なんだ、ということを理解して、できる限り安心させてあげることを心がけることで、少しずつ落ち着いてもらうしかないんですね…(時間もかかるし、根気は必要です)。
とはいえ、振り回されて疲れて投げ出してしまうことになっては、相手を上記のような悪循環に追い込んでしまうことになりかねないので、いつも相手の言いなりになったり、100%要望に応えようなどと思う必要はありません。
どこにも行かないよ!ということを伝え続けながら、締めるところは締めるという良いバランスが大切です。
実際やるのは本当に大変なんですけどね、、、。
では、また♪